「頑張りすぎ」に気を付けよう

昨今、企業での違法な長期労働や有給休暇の取得が難しいことなどにより、ワークライフバランスの確保が重要な問題になっている。
しかしそれは、フリーランスのエンジニアにとっても同様の問題だ。

会社員の場合、そういった問題に対しては労働基準法や労働基準監督署が味方になってくれるが、企業との労働契約を結んでいないフリーランスにとってはそうではない。
自分の働き方に自分で責任を持つフリーランスは、何より自己管理が重要となる。

万が一体を壊した場合も、それによって納期を守れなかった場合も、全て自己責任となってしまうのだ。
そのため、実質定休日はないと言えるフリーランスの休日の実態をしっかりと把握し、そのうえで休日を有効活用して健康と体力を保つことが重要である。

単に仕事から離れ、自宅でゆっくりとくつろぐだけでなく、外に出て体を動かすこともリフレッシュになる。
特にエンジニアはパソコンと向かい合う仕事なので、慢性的な肩こりや腰の痛みに悩まされがちだ。
ウォーキングやスポーツで体を動かせば、心身の健康につながるだろう。

また、在宅エンジニアの場合はオンラインでのビジネスのやり取りが多く、どうしても孤独感を覚えやすくなる。
時には、家族や友人と出かけたり、食事を共にしたりするのも良いだろう。
充足感はもちろん、そういった人との会話の中で、新しいアイデアに出会えるかもしれない。

さらに、休日は体力を回復するだけでなく、自身のスキルアップに活用できる時間でもある。
現在請け負っている案件とは関係なく、自身の興味のある分野を勉強する時間であれば、モチベーションを高く保つこともでき、その知識が次の仕事に結び付くこともあるだろう。
ぜひ、休日を有効活用してほしい。